はじめまして、GONです。
Pepper Pot にベルリンから参加させていただくことになりました。
ベルリンに住み始めて1年半、身近に感じるベルリンのアートシーンをお送りします。
さて、先日「ハンブルグ・バーンホーフ美術館」に行ってきました。
この美術館は元々、駅だった建物を改築して美術館にしたところで、建物自体も魅力的です。
言わずと知れた、ボイスの作品や、キーファーの作品が常設展示されています。
ちなみに、毎週木曜日2時から6時、入場料が無料です。
今回は映像の展示会「JENSEIT DES KINO:DIE KUNST DER PROJEKYION」
1963年から2005年にかけてのフリードリッヒ クリスチャンのコレクションで、映画のインスタレーションや、ビデオ、ネオンなどの現代美術作品が展示されていました。
オープニングに展示されていた奇妙な目の作品、ぎょろぎょろと動き、奇妙なノイズとともに異様な世界をかもし出していました。
長い暗い廊下を進み
出会えるのが、この作品
風景をシンクロさせているような、何十にも重ねた映像の作品、不思議にそこにいた人も作品の一部になる空気の透き通った作品でした。
今回一番印象に残ったGary Hill の「Body Double」
何人もの人がタダ立っているだけの映像ですが、見れば見るほど味の出てくる作品でした。
タダ立たされているだけなのか、ダダそこに存在しているだけなのか?もしくはタダそこに生かされているだけなのか??歩くこともせず、タダ息をしている人間の姿が黙々と画面の中に存在していました。
次回はもっと身近なベルリンのアートシーンをお伝えします。