小春日和だなんて書いといて、、今日はこんな感じ。。
今日は夜に芦川さんとこの AG Gallery のオープニングがあるので、
昼間データ処理をしてからアパートを出て、紀伊國屋書店チェックの前にワインを買いにひたすら歩く。
するとNY名物の地面からの白いモクモクが、いつもと違う。。白くない。。 消防車もいるし。。
どうやら火事らしく、って地下鉄??
NYツアー組が心配になったけど、結局皆何事も無く無事で一安心。 地下鉄が交通メインのNY。地下鉄の火事だったらホント怖いですよね。
寒くて下を見ながらもくもくと歩き、ふと顔を上げたら目の前が ヴィジョネイアー の本部(?)。
あ、 『見ていけ』ってことかな、と思いちょっと道草。
NYはホントにオープン。ほとんど撮影を断られるところが無いです。
ヴィジョネイアー どう思います??
著名なアーティスト、写真家、デザイナー。
スポンサーを付けながらも広告ではなく完璧にアートブックとして落とし込んでいて、このスタンス自体がもう表現になっているんでしょうね。
持っていれば何倍にも価格が膨れ上がるから(ネットで何百万で出回ってますよね。)、
アートととして心から楽しんでなくても、別の価値がお墨付きだから安心。。なんて人もいるんでしょうね。 特に日本の方に多そう。。
私としては、装丁は結構かっこいいのもあったけど、中身でガツンと来た感じは全く無しでした。。 Printed Matter や 今回の私達のFAIRの アーティストブックの方が見ていて全然ドキドキするんですけどね〜
スタンスが全く違うからくらべてもしょうがないかなあと。
あと、全く違うものにお金をつぎ込んでいたいた人達が、こういうものに( ヴィジョネイアー )、
お金を出すというのは個人差あれどいいことかもしれませんね。
今回、Pepper's 参加者のアーティストブックは全体的に格安でした。
値段はアーティスト本人が付けたものですが、オールハンドメイド、一冊の平均生産時間、クオリティ、非常に生産数の限られたもの、ということをふまえるとホントに格安だと思います。
実際とても順調に売れています。(ちなみにアメリカでは、日本では売れていなかった比較的高額の本が売れています。)
ヴィジョネイアー の様に別のお墨付きは保証出来ませんが、来年はさらにアーティストが様々なところでのクオリティを上げて制作し、少しでもそれに見合った価格設定にしていきたいと
個人的には思ってます。
そこにはいろいろな矛盾も生じるかもしれませんが、流れを見てみたいですね。
若いアーティストが社会と関わっていくということは、様々な面で非常に質の高い経験値として
残ります。特に日本のアーティストはその辺りの経験値が非常に乏しいと思うので、私も含め
今回のFAIRは大変価値の高いものとなっていますし、その事に参加アーティスト本人も意識的に気づいていかなければならないと思います。