岡本太郎が『芸術は呪術だ』と言っていましたが、
わかりやすい"美しさ"が基準なのではなく、見る側の常識、観念を根底から刺激するものを基準とするのなら、まさに呪術なのかもしれません。
人は日々の生活の中で、様々なものを精神に蓄積していきます。
放置しておくとオーバーヒートして、心や体に現れます。
ですのでどこかでリセットすることが必要だったりします。
その意味でも、アートは現代に必要不可欠なものの一つかもしれません。
4/ 9 mon ~ 4/14sat Solo Exhibition /終了
大木朋子 「抱える不随」
もし、自分の体が自分の思うように動かなかったら・・・
その苦しみを一生抱えるとしたら・・・
(作家テキスト)
非常に重く、そして力強いエネルギーに満ちていました。
自分が動けなくなったときの感情と、動けない作品達の心の声、感情が混ざりあい
しばらく呆然としていました。
Solo Exhibition4/16mon ~ 4/21sat
Live Installation & Performance4/16mon・17tue /終了
鳥居ルリ子「死ね!女ども」
自分も女性でありながら、女性特有の「あの感じ」に嫌悪感を抱くことがあります。女達はそれにまみれて死んでしまえと呪ったり、私の中にもあれば滅したいと願ったり、でも好きなところもあって受け入れたいと思ったり、日々葛藤しています。今回はこれらのことを一つにして放出する儀式と作品展示を行います。
(作家テキスト)
パフォーマンス時の画像です。
"かわいい"アイテムを使っておきながら、この不気味さ。
このやり過ぎな感じが、力強さとファッション的?にある種かっこよさも感じました。
作家本人が伝えたい事を単なる自己放出ではなく、第三者に見せることをしっかり考えたパフォーマンスで、大変おもしろかったです。
彼女は今度のデザインフェスタでもパフォーマンスをするそうなので、気になる人は行ってみてください。